コンテンツSEOは筋トレと同じ。継続こそが最短ルートになる

永田 さおり

永田 さおり

Growth Architect

想定場面や課題

オウンドメディアを立ち上げ、コンテンツSEOに取り組み始めたばかりの段階では、「すぐには成果が見えない」という課題に直面しがちだ。1本1本の記事を丁寧に作っても、流入数や問い合わせ数が思ったほど伸びず、「本当にこれで合っているのか?」と不安になることもある。

多くの企業が「毎月コンテンツを数本ずつ出し続ければ自然と成果が出るはず」と考えているのではないだろうか。しかし、コンテンツSEOは、検索上位に表示されるには時間がかかるうえ、ただ記事を出すだけでは成果にはつながらない。

コンテンツSEO施策は、まるで筋トレのようなもの。正しいやり方を継続しながら、自分たちの型を見つけ、細かく調整していく必要がある。また、完璧な記事を目指すあまり公開が遅れてしまうケースや、逆に数をこなすことばかりに気を取られて内容が薄くなってしまうこともある。

リソースが限られている中で、どこまでやるかの判断が難しくなり、メディア運営そのものが止まってしまうことも少なくない。

解決策

こういった課題や不安を解決するために意識したいのは、「継続しながら最短ルートを探る」というスタンス。予定通り月5本のコンテンツを出し続けることも大事だが、それを半年や1年かけて達成するのではなく、「もっと短期間で集中的に取り組めないか?」という視点で見直してみる。

例えば1年かけて出す予定だった記事を3〜6ヶ月で出し切ると、成果が出るタイミングも早くなる。記事の質については、はじめから完璧を目指さず、まずは「50〜60点」で公開するという判断も有効。

筋トレと同じように、やってみて初めて見えてくることが多いため、公開→反応→改善のサイクルを早めに回すことが重要になる。この「改善」にあたるのが、いわゆるリライト。検索結果で上位に入り続けるには、新規記事だけでなく、既存記事のメンテナンスが欠かせない。

特に、検索順位が10〜20位あたりに上がってきた記事は、あとひと押しで上位を狙えるチャンス。ここを集中的にリライトすることで成果が加速する。具体的には、1本の記事に対して3〜4回ほどのリライトを行う前提で運用設計をしておくと良い。

リライト対象の選定や、どの情報をどう書き直すかの判断も、検索順位や検索ニーズの変化を見ながら進める。新規記事の制作とリライトを両輪で進めつつ、定期的に効果検証と改善を繰り返す体制をつくること。

非常に地味で地道なことだが、コンテンツSEOで成果を出すいちばんの近道になる。

著者

永田 さおり

永田 さおり

Growth Architect

業界歴10年以上。2017年株式会社MOLTSに参画。BtoB・BtoC問わず多様な業種業態でマーケティングの立ち上げから実行までを一貫支援。組織開発やコミュニケーション設計を中心にコンサルティングを行う。

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