小さな成功体験の積み重ねで、チームを加速させる

田島 光太郎

田島 光太郎

Marketing Planner / Consultant

想定場面や課題

プロジェクトを進める上では、目指すべきゴールを決めることが欠かせない。しかし、「立ち上げ1年で売上〇〇万円を達成!」など、あまりにも大きな目標を掲げると、思うように前に進まないことがある。特にオウンドメディアやコンテンツSEOのように、成果が出るまでに時間がかかる施策では、進捗が見えにくくなりがち。

「何から手を付けていいのか分からない」「これで合っているのか?」「今のペースで間に合うのか?」と不安が募ると、行動が止まりやすくなる。チームのモチベーションが下がれば、作業スピードは落ち、時には迷走してしまう。最悪の場合、「効果がないからやめよう」と判断され、まだ結果が出る前に施策が終了してしまうケースもある。

こうした状況を避けるには、目標の立て方と進め方に工夫が必要だ。プロジェクトを動かし続けるには、「大きな目標」だけでなく、「達成できる小さな目標」を設けることがカギになる。

解決策

長期的な目標に向かって進むには、まず「目の前のゴール」を明確にすることが大切だ。たとえば、コンテンツSEOで「リードを〇〇件獲得する」という目標を立てたとき、そこに至るまでには複数のステップがある。そのステップごとに目標を分解し、小さな行動目標を設定する。

目の前のゴール:

「まずは、このキーワードで検索順位1位を目指す」

行動目標:

「そのためには、良質なコンテンツを3本公開する」

行動目標を達成するために必要な要素:

「良質なコンテンツを作るために、必ずこのフォーマットに沿って作成する」

「一連のフローを◯◯時間で完了できるようにする」

など、分解の仕方はさまざまだが、まずは達成可否がすぐに判断できる小さな目標を立て、実行する。こうした分解を行うと、「次に何をすればいいか」が明確になり、行動しやすくなる。加えて、小さな目標は達成できたかどうかがすぐに判断できるため、プロジェクトの進捗管理も容易になる。

もうひとつ重要なのが、小さな成果でもチーム全体で喜ぶこと。

「リードが1件来た」「検索で5位に入った」など、どんなに小さくても、その成果は確かな前進であり、次につながる大切な成功体験になる。この成功体験が積み重なると、「やれば結果が出る」という実感が生まれ、次のアクションへの心理的ハードルが下がる。

目標を小分けにしておくことで、課題の早期発見や軌道修正も行いやすくなるため、全体の進行スピードも安定していく。プロジェクトは、いきなり大きな成果を出す必要はない。まずは小さな成功を確実に積み重ねることで、チームの動きに勢いがつき、やがて最初に掲げた大きな目標にも手が届くようになる。

著者

田島 光太郎

田島 光太郎

Marketing Planner / Consultant

業界歴10年以上。2023年株式会社KAAAN設立。BtoBマーケティング、オウンドメディア、コンテンツマーケティングを領域を得意とし、コンサルタント・PMとして戦略設計、インハウス化・グロース支援を行う。

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