プロジェクトを成功に導く最適なチーム構築とパートナー選定のポイント

永田 さおり

永田 さおり

Growth Architect

想定場面や課題

プロジェクトを進行をしていく上で、最も重要になるのが、プロジェクトの成果が最大化できるような最適だと言える人員を兼ね揃えたチーム体制を構築すること。しかし、昨今ではマーケティング人材の不足などの理由からも、社内に適切な体制やリソースが不足していることはよくある課題だ。

企画段階までは社内で進められても、実行フェーズに入ると体制が整っていない、専門知識を持つ人員が不在、またはノウハウやナレッジが不足している、といったケースもよくある。

社内体制の構築や適切な人材・パートナーの補充が必要だが、パートナーのアサインをしたことがなかったり、その分野に精通していなかったり、ノウハウがない場合は、何から始めればいいかわからないことも多いだろう。

解決策

こういった課題は、まずはどのポジションが不足しているのかを明確に洗い出すことから始める。例えば、サービスサイトの制作を進めるプロジェクトであれば、Webデザインやシステム開発が可能な制作会社や専門の人員が必要になる。

次に何をどこまで依頼したいかや重要視しているポイントを洗い出す。制作して終わりなのか、保守まで依頼するのか、誰でも簡単に内容を編集できるようにするのかなどをできるだけ詳しく、具体的にリストアップする。

さらに、現状どのような状況なのかも明確にしておく必要がある。依頼される側も現状を把握した上で提案や自身が対応できるかを判断する必要があるため、そのための材料として必要である。どのようなCMSを使用しているのか、オペレーションなど詳しく言語化する。

これらを洗い出した上で、何社かに問い合わせを行い、見積もりや提案内容からCMSが自社要件に適合しているか、MAやSFAとの連携が可能か、保守運用まで一貫して対応できるか、などの細かいポイントを確認する。他にも、業界実績があるか、制作物全般が自分たちが作りたいものの世界観に合うかなども重要。

また、以前にセキュリティ関係のサービスサイトを制作した際、難しい専門用語や説明が多かったため、テキストをビジュアル化できる能力に秀でているイラストレーターをアサインした。プロジェクトが後々スムーズに加速するかどうかは、こうした視点でパートナーを選定できるかにかかっている。

これはかなり属人的な判断にはなるが、担当者や役員を含めたチームとの相性やコミュニケーションの質を考慮することも大切。プロジェクトを加速させるためには、スピード感を持った意思疎通が欠かせない。

例えば、報告・連絡・相談が迅速かつ的確に行われるか、課題が発生した際に柔軟に対処できる体制が整っているかを事前に確認しておくことが求められる。さらに、プロジェクトのフロント業務を担う人材の有無も重要な要素だ。

プロジェクトマネジメントの役割を果たせる人がいない場合、進行が滞りやすくなる。フロント業務では、プロジェクト全体を俯瞰しながら、各担当者や外部パートナーとの調整役を担うことが求められる。

スケジュール管理やタスクの優先順位付け、進捗状況の把握など、細部にまで目を配りながらプロジェクトを進めるスキルが必要だ。

著者

永田 さおり

永田 さおり

Growth Architect

業界歴10年以上。2017年株式会社MOLTSに参画。BtoB・BtoC問わず多様な業種業態でマーケティングの立ち上げから実行までを一貫支援。組織開発やコミュニケーション設計を中心にコンサルティングを行う。

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