トラフィックが急落した場合、まずはカテゴリ単位で原因を特定する

永田 さおり

永田 さおり

Growth Architect

想定場面や課題

オウンドメディアのトラフィックが順調に増加していたにもかかわらず、突然下落することがある。その際、原因を特定しようとしても、明確な要因が見つからない、または複数の要因が絡み合って判断が難しくなることがある。

特にBtoCメディアでは記事数が多くなりがちで、数百を超える記事を抱えている場合、どの記事が影響を受けているのか特定するのが困難になる。このような状況で、重要となるのが、優先順位だ。

解決策

まず、トラフィックが下落した日時を正確に特定することが重要。全体のトラフィックが減少しているのか、それとも特定のカテゴリや記事に限定されているのかを見極める。全体的にトラフィックが減少している場合、Googleコアアップデートなどの影響が考えられるため、アップデートの実施日と比較し、相関関係を確認する。

一方で、特定のカテゴリや記事に限定されている場合、コアアップデートではなく、自社サイトや競争市場の変化などが影響している可能性が高い。その場合、サイト構造の変更、検索意図の変化、競合コンテンツの増加などといった要因を分析する。

分析のアプローチとしては、「大>中>小」の順で原因を特定するのが有効。まずは、カテゴリーやテーマごとの変動を確認し、影響が大きいエリアを特定する。その後、個別の記事のパフォーマンスを詳細に分析する。初めから記事単位で確認すると、データ量が膨大になり、適切な判断が難しくなるため、まずはカテゴリー単位での分析を優先する。

また、こうした状況に備えて、普段からサイトの管理体制を整えておくことも重要。カテゴリーを適切に分類し、それぞれのパフォーマンスを定期的に記録することで、異常が発生した際に迅速に対応できる。優先順位をつけて分析を行うことで、トラフィックの下落要因を効率的に特定し、適切な施策を打つことが可能となる。

著者

永田 さおり

永田 さおり

Growth Architect

業界歴10年以上。2017年株式会社MOLTSに参画。BtoB・BtoC問わず多様な業種業態でマーケティングの立ち上げから実行までを一貫支援。組織開発やコミュニケーション設計を中心にコンサルティングを行う。

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