STEP
1
サービス価値の再定義と新たなコンセプトの構築
まず取り組んだのは、サービスの根本的な価値の再定義だった。従来の「ライフスタイル・レジャー情報の提供」というコンセプトでは、コロナ禍の状況下で需要が見込めないため、「現在のユーザーが本当に求めている情報は何か」という視点で、人々の行動変容や情報ニーズを分析した。
議論の中で浮かび上がってきた新たな方向性は二つ。
一つは「生活圏内での小さなお出かけ」。
たとえば、コンビニで話題のスイーツを購入する、近所のカフェに立ち寄る、時短営業中の飲食店を訪れるといった、日常生活の中での小さな外出に関する情報。
もう一つは「未来のお出かけのための情報収集」。
外出自粛中でも、自宅で動画配信サービスを視聴して映画やドラマのロケ地に思いを馳せたり、コロナ後に訪れたい場所をリストアップしたりするなど、将来のお出かけに備える情報ニーズがあることが見えてきた。
この二つの軸を中心に、「生活に密着した近場のお出かけ情報」と「自宅で楽しむ未来のお出かけ計画支援」という新たなコンセプトを構築。3年間積み上げてきた方向性を一旦リセットする決断は困難だったが、サービス存続のためには必要な転換だった。

