オウンドメディアのKW選定は、検索ボリュームで決めるべきですか
著者: 株式会社KAAAN 田島 光太郎
キーワードを選ぶ際に検索ボリュームを意識することは大切ですが、それだけで決めてしまうと、サイトへの訪問者は増えても、お問い合わせのようなビジネスの成果には結びつかない危険性があります。なぜなら、検索ボリュームが多いキーワードは、必ずしもユーザーの購買意欲が高いとは限らないからです。
重要なのは「ターゲットの集客につながるか」「成果は得られるか」という2つの視点です。まずカスタマージャーニーを整理し、「成果」を明確に定義します。次に検索行動の背景やきっかけを理解し、ユーザーの検索「態度」を分析します。例えば、課題の解決策を探している段階のユーザーと、すでに特定の商品やサービスの導入を決めているユーザーとでは、検索に使う言葉が異なります。
機械的な選定を避け、メディアの運用目的を常に意識することが大切です。検索ジャーニーに着目し、それぞれの状況や「態度」に合わせたキーワードを選ぶことで、本当に情報を届けたい相手にアプローチできます。結果としてPVは少なくても、CVが増えるといった、費用対効果の高いメディア運用が可能になります。
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