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サービスサイトは、企業の主張ではなくユーザーの課題解決を軸に設計する

想定場面や課題

サービスが増えるにつれて、事業の顔となるサービスサイトの見せ方を見直すことが必要になる。しかし、企業が伝えたいメッセージに偏りすぎて、ユーザーとのコミュニケーションが不足するケースがよくある。重要なのは、企業の発信したいメッセージやありたい姿を明確にしたうえで、ユーザーがどのようにそのサービスやプロダクトに興味を持ち、必要とするのかを意識したアウトプットを作り上げること。企業側の伝えたいことが一方的に発信されるのではなく、ユーザーの課題を解決するための具体的な内容を、わかりやすく伝えるコミュニケーションが求められる。

解決策

そういった情報発信をするためには、直近のサービスの獲得経緯や流入状況を確認することが必要。さらに、商談に進んだ際の失注・受注理由を分析し、ユーザーが何を課題としてサービスに興味を持ったのかなどを明らかにする。そうすることで、どのような場面でサービスが必要とされるのか、またサービスや企業に接触してからお問い合わせや資料請求など、次の段階に至らなかった理由を把握し、現状サイトの課題を明確化できる。これらの情報を整理することで、どのようにサービスを見せるべきかといった方向性が見えてくる。ページの構成や見せ方を具体化する際には、これらの情報を基に仮説を立て、実際の商談状況と連携しながら検証を重ねることが重要。例えば、営業部門とのフィードバックを通じて、どのような見せ方が成果に結びつくかを検討し、ページの改修を行う。こうしたプロセスにより、最適解を見つけ出すことができる。また、見せ方に過度にこだわりすぎると、マーケティングリードの創出につながらない可能性があるため注意が必要。ユーザーの行動を意識したCTAを工夫し、サイト訪問者を効率的に次のステップへ誘導する仕組みを整えることが重要となる。これにより、ユーザーとの一貫したコミュニケーションが図られ、サービスの認知や価値の伝達がスムーズに進む。このように、企業が伝えたいこととユーザーが求める情報や解決策を的確に提供することをバランスよく実現することで、商談などの次のステップにつながりやすくなる。その結果、事業全体の成長に寄与するサービスサイトの運用を実現できる。

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訴求見直し , サイト制作 , 組織開発・構築