いいえ、まずは全体の大きな流れから状況を把握することが大切です。いきなり個別の記事のアクセス数といった詳細なデータ（木）を見てしまうと、メディア全体（森）として目標達成に向けて順調なのか、そうでないのかを正確に判断できず、間違った打ち手につながる危険があるからです。 例えば、今月の目標CV数に対して進捗が60%だったとします。このペースで最終的に目標達成が見込めるのかをまず判断し、もし未達に終わりそうであれば、その原因となっているボトルネックを探すために、詳細なデータへと掘り下げていきます。CV数が伸び悩んでいる要因が、流入数の減少なのか、CVRの低下なのか、あるいは特定のキーワードの検索順位が落ちているのか。このように、全体の数値を分解して分析することで、本当に改善すべきポイントが明確になり、具体的なアクションへとつなげることができます。「大きな流れを把握したうえで、詳細に目を向ける」という順序を守ることが、迅速で的確な意思決定の土台となります。

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