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工数を最小限かつ短期間でリード獲得するには、EFOに取り組むと良い

想定場面や課題

企業がサイトリニューアルを行う際、多くの場合はトップページの改修に着手することが一般的。トップページは企業の顔とも言える存在であり、キーメッセージやナビゲーションの設置などが中心となる。単に会社情報を発信するコーポレートサイトであればそれでも十分かもしれないが、マーケティングリードを獲得することを目的としたサービスサイトの場合は、それだけでは不十分。ただ見た目を美しくするだけではなく、ユーザーとのコミュニケーションを考慮した設計が必要となる。なぜなら、サービスサイトには多種多様な流入経路を通じてユーザーが訪れるため、それぞれの流入経路に対応した設計が求められるからである。

解決策

まず、リニューアルに際して最初に考えるべきことは、そのサイトにどのようなユーザーが訪れているかという点だ。指名検索で訪れるユーザー、直接URLを入力して来訪するユーザー、あるいはサービスに関連するキーワードでオーガニック検索から流入するユーザーなど、流入経路はさまざまである。そのため、リニューアルを始める前に、どの流入経路からの訪問が多いのかをデータで確認する必要がある。例えば、指名検索での流入が多い場合、ユーザーは既に商材やサービスを認知している可能性が高い。この場合、ファーストビューには資料ダウンロードやお問い合わせなど、具体的な態度変容を促すCTAを設置することが有効。CTAの配置場所については、キャッチコピーの直下や、ページ全体のヘッダー部分が適している。また、ヘッダーには追従型のデザインを採用するのが望ましい。なぜなら、指名検索やダイレクトの場合、既にサービスに関しては認知をしていて、情報を知りたいユーザーであるため、ファーストビューにCTAを置くことで指名検索ユーザーに対しては、利便性が高くなる。また、追従でのバナーは、多くのサービスサイトがトップページに概要を集約し、下層ページで詳細情報を提供する設計になっているため、ユーザーがどのタイミングで態度変容を起こすかは人それぞれ異なるからだ。追従型のヘッダーを採用することで、ユーザーが必要なタイミングで簡単に行動を起こせるようになる。これらの設計を進める際には、流入経路ごとのユーザー行動データを分析し、どのポイントで態度変容が促されるかを特定することが大切だ。指名検索から訪問したユーザーには具体的なアクションを促し、オーガニック検索から訪問したユーザーには情報提供を充実させるといった具合に、ユーザーの流入経路とニーズに応じたページ設計を施すことで、より高い成果が期待できる。まだこうした視点を取り入れていない場合は、ぜひ参考にしていただきたい。

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ケース
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訴求見直し , サイト制作 , 組織開発・構築